「チッ。」 うんざりしていた時、中心から物凄い舌打ちが鳴った。 途端に静かになる講堂。 「うっせぇんだよ。 気持ち悪い面しやがって。」 「猿かっつーの。」 「調子乗りすぎだよねぇ。」 「目障りだ。」 鏡華水月の奴らが口々に暴言を吐いていく。 口悪いなぁ。 教師も講堂の中にいる全生徒も顔面青白。 それは、彼らが放っている独自の雰囲気からだろう。 面倒臭いのは大嫌いだけど、面白いことは大好きなんだよね。