それでも君を愛してる



ほぼ1人で走ってるようなもん。


愛美はすごく軽い。



それでも、早い組もあった。




一組と、競っていた。


「健ちゃん、きついでしょっ。下ろしていいよ…」


「はぁっ、はぁっ、いいからだまってろ!」





「悪いな!健!」
その組は有名な田原カップルだった。

少し追い抜かれた。




負けない。
愛美の過去に負けないくらいの思い出をつくる!
そう決めたから。