それでも君を愛してる



「健ちゃん、紗理奈!」
ひょこっと愛美が角から顔をだした。




ビクッ

愛美の話をしていただけに、正直びっくりした。

そんな俺を見て、
「あ…ごめん、お邪魔だったかな?」


「な…」
「なわけないじゃん。愛美、行こう!」
俺が言うより紗理奈が早く、2人で行ってしまった。




はぁ…




俺、好きすぎくね?
愛美、可愛いすぎくね?


振り返った紗理奈は、そんな俺を見て笑った。