愛してるんだよ。

「なんで、ここに?」



あまりにも、声に元気がないから驚いた



こんなに、萎縮しているカズは初めて見たかもしれない。



今朝、会ったのに



もう、随分長い間離れていた気がする



二度と会えないかも、なんて大袈裟に思っていた事が何年も昔のようで



『会いたかった…』



と自然に言葉が漏れた



「えっ…」



『会いたかったの!!私は…もう大丈夫なんて勝手に決めないでよ!!』



「でも…一花さんと仲直り出来たなら、俺はもういらないだろ?居場所はもう必要ないだろ?」