愛してるんだよ。

睡魔はドンドン眠気を私に注入してくる



負けてたまるか



カズに言ってやる



言ってやんなきゃ…



私には、あんたが必要なんだって



走ってたどり着いたサツキさんの家



玄関には、サツキさんが立っていた



「大丈夫か?」



『なんとか…』



「矢倉は中にいる。伝えるんだろ?好きだと。」



『はい…』



「理由はどうあれ、私の旦那に着いて旅をするのは反対か?」



『旅をしに行くんですか?旅をしたいなら、それに反対なわけじゃないです。ただ、黙って行かれる事がイヤなんです』