「顔も…真っ赤…熱?」



と言って頭を傾げたカズ




この…鈍感。



『違う!!離してよ!!』



自分ひとりドキドキしてる



なんか悔しいやら、切ないやら、色々な感情が湧き上がってきて…混乱した私は、とんでもない事を言ってしまった。



『離さないと噛みつくわよ!!』



「!?アハハッ!!噛みつくの?いいよ。どこに?」



冗談だと思われてる事が、(冗談言える程冷静じゃなかった)その時の私はかなり感に障ったらしく



カズの右手に噛みついた。