そう相沢が香奈に聞いた。



「うん……いくら側にいても飽きない。でも私が一方的に大好きなのかもってよく思うよ。」



「井上も香奈ちゃんのこと相当好きみたいだけど?」




相沢が料理を運ぶ井上に目をやった。
つられて井上を見る香奈。





そんな視線に気付いて振り返った井上は香奈にこそっと手を振った。