「賀山。」 井上の家からの帰り道。 私は相沢に後ろから声をかけられた。 どうしよう。 さっきのこと今更だけどすごく気まずい…… 「皆さ、悪いやつではないから。」 「えっ?」 「酒入ってて賀山にいろんなこと言ったけど、悪いやつらではないよ。」 あぁ、相沢はそれを伝えたくて私を引き止めたのか…… 相沢のこと友達思いだと思ったのと同時に少し的外れなことを考えてたのが恥ずかしくなった。