『そっか…

寂しいよ~
メールしよっ』


「あっ、今日は返ってこないよっ

風邪辛そうだったし」


つけ加えるように言うタケの姿は明らかに嘘をついているように見えた。

理由を知りたくて仕方がなかったけど、今聞くのは止めよう。


『わかった…』


私達は美咲がいなくても気まずい事もなく一緒にお昼ご飯を食べる。


その時に聞けばいいや。


そんな中ヒロキの授業は始まった。

今までの私とは違って、授業も頭の中にスーッと入るようになった。


人というのは変わるものだ。
気持ちが変われば態度も変わる。


それにしても、美咲はどうしちゃったのかな。

確か、金曜日は普通だった…。



土日で何かあった?

私なんかしたかな?


違うよね、ただの風邪だよ。
だって、私何もしてないし。


なんかあったら親友だから話してくれるはずだし。