その後、

「いくら適性があっても使いこなせない武器で旅ができるもんか」

というアケビを、サルビアが

「私だって始めは暴走してた。アンタ、自分が適性ないからってむくれてんのかい?」

ってやりこめてくれたおかげで、私はめでたく魔器を持って旅に出られる事になった。

ただし、魔器だけでは何かと心配だからと、アケビに短剣と手裏剣も無理やり持たされた。

こっちだって、使いこなせない事に変わりはないんだけどな…。

そして、市場で保存食を調達して、旅立ちの準備は整った。

さぁ、出発だ。

絶対に、3人で生き返るんだ。