一番星に祈る





「お前っていつも、そうやって女の子フるよなぁ。ちょっとひどくね?」



ちょっとなんてもんじゃねぇだろ?
かなりひどいって。
わかってるよ。


俺は黙っていた。
すると真は、俺が怒ったと思って焦りだす。



「あ、あの~…亮く~ん…?怒ってます?」


真のやつには、笑っちまうよ。
ほんと、おかしなやつ。


「怒ってねぇよ。」

「よかった~…。」