「おまえ…何者?女のくせに」


「え?」
思わず間抜けな声が漏れた

まさか私のことすら
知らない下っ端を
よこすなんてね



私はふっと笑いかけ
顔がよく見えるように
しゃがんで男の顔を
のぞきこんだ



「私の瞳をみても同じことが言える?」



「!?」