愛される龍

「ただいまぁ」


平然を装って私は
外にいる人たちに笑いかけた


「「「姫華さんちわー」」」



「「「今日も可愛いっす」」」


「「一緒走りませんか?」」


「「大好きっす」」



若干名シカトして
ひらひらと後ろ手に
ふりながら私は倉庫のドアを開けた




ガンッ




足で