『あっ!』 私は亜子に先に帰るって連絡していな い事に気づいた。 関根くんは、 「え?どうしたの?」 と私に聞いてきた。 『それがね、亜子に先帰るって言わず にここに来ちゃった。』 「山下だったら多分もう帰ったんじゃ ない?」 関根くんはそう言ってニコっと笑った。