―圭太side―

―――「彩だったら大丈夫。」

って言ったのはいいけれど、彩はどう思ったのだろう?

『うん、私も頑張るね。』

っなんも考えてないよな。


「なぁ、山下?」

俺は彩の事について山下に聞いた。

「ん?何?またまっちゃんの事?」

山下はなんでも勘がするどいのか山下に聞かれた俺は戸惑った。

「あー、うん。そう彩の事…」

山下は真顔で

「江面さ、もしかしたら早く言った方がいいかも―――…」

俺は頭の上に‘?’がグルグル回っていた。

「なんで?」

「まっちゃんさ、多分今が1番いい恋してるかもよ。」

と山下はこう言って彩とカラオケに行ってしまった。