「これで終わりか」
アルバムを見終わって亜美が呟いた。
「意外とアルバムって見ないものだよね」
敦志は寂しそうにアルバムの表紙を見つめていた。
「そうだね。現像した時は見るけどね」
「でもこれぐらい時間が経ってから見た方が楽しかったりもするけど」
「じゃあ、このアルバムはあたしがもらっていくね」
「え? 何で?」
「だって元カノの写真とかあったら、次の彼女怒るよ」
「でも」
「いいから」
亜美は敦志が何か言おうとするのを遮った。
「じゃあ、そろそろ帰るね」
「もう帰るの?」
「だって十分あたしたちの思い出語ったでしょ」
「もうちょっといいじゃん」
「ダメ。そんなこと言ってたらいつまでも踏ん切りつかなくなっちゃうよ。ほら、早く玄関まで送ってよ」
敦志は渋々立ちあがった。
そして玄関先で最後の別れをする。
アルバムを見終わって亜美が呟いた。
「意外とアルバムって見ないものだよね」
敦志は寂しそうにアルバムの表紙を見つめていた。
「そうだね。現像した時は見るけどね」
「でもこれぐらい時間が経ってから見た方が楽しかったりもするけど」
「じゃあ、このアルバムはあたしがもらっていくね」
「え? 何で?」
「だって元カノの写真とかあったら、次の彼女怒るよ」
「でも」
「いいから」
亜美は敦志が何か言おうとするのを遮った。
「じゃあ、そろそろ帰るね」
「もう帰るの?」
「だって十分あたしたちの思い出語ったでしょ」
「もうちょっといいじゃん」
「ダメ。そんなこと言ってたらいつまでも踏ん切りつかなくなっちゃうよ。ほら、早く玄関まで送ってよ」
敦志は渋々立ちあがった。
そして玄関先で最後の別れをする。
