亜美は立ち上がって本棚からアルバムを取りだした。
そのアルバムには二人で撮った写真だけが収められている。
一番初めのページは敦志の卒業式の写真だ。
この時はまだ合格発表がされてなかったので二人は付き合ってなかった。
「これ卒業式だね。まだまだ子供っぽいね」
亜美は今の敦志と写真の顔を見比べる。
「そうかな。まあ、三年も前だし」
「二十歳前後って一番人の顔って変わるよね。でも、この時の敦志君の顔、本当に明るいね。高校楽しかった?」
「楽しかったよ。むしろ四年も通えてラッキーだったかも」
ページをめくると次は大学の入学式の朝に二人で撮った写真があった。
初めての敦志のスーツ姿の記念だった。
「似合ってないね。まだまだスーツを着るには子供っぽい」
「そりゃ、高校卒業したばっかだもん」
「何か、敦志君にスーツが馴染んでないよね。スーツが浮いちゃってる感じ」
「何それ」
そのアルバムには二人で撮った写真だけが収められている。
一番初めのページは敦志の卒業式の写真だ。
この時はまだ合格発表がされてなかったので二人は付き合ってなかった。
「これ卒業式だね。まだまだ子供っぽいね」
亜美は今の敦志と写真の顔を見比べる。
「そうかな。まあ、三年も前だし」
「二十歳前後って一番人の顔って変わるよね。でも、この時の敦志君の顔、本当に明るいね。高校楽しかった?」
「楽しかったよ。むしろ四年も通えてラッキーだったかも」
ページをめくると次は大学の入学式の朝に二人で撮った写真があった。
初めての敦志のスーツ姿の記念だった。
「似合ってないね。まだまだスーツを着るには子供っぽい」
「そりゃ、高校卒業したばっかだもん」
「何か、敦志君にスーツが馴染んでないよね。スーツが浮いちゃってる感じ」
「何それ」
