「みんな大好きだ!」 彩花さんが優子と俺を、親父のごつい腕が俺達三人を、まとめて抱き締めた。 「私達、ほんとの家族になれるんだね」 四人でぎゅうぎゅうに寄り添って、思いを分かち合って。 目と鼻の先で、彩花さんと親父が微笑み合っている。 それを見て、優子が俺に笑いかける。 くすぐったくて、俺も照れながら笑い返した。 でこぼこで、常識外れで。 だけどこんなにも、温かい。 これが、俺の家族だ。 END