「結乃が好きだから、俺の恋人になってください。大切にするから、側にいてください」
ゆっくりと紡いだ俺の言葉を、結乃が泣き笑いの表情で受け止めてくれる。
これまでに見なかった幸せそうなその顔を見ると、どうしてもっと早く、こんな顔にしてやらなかったのかと悔やまれる。
「私も、央雅くんが、大好きです。側で大切にします。……私の恋人になってください」
潤んだ瞳、上気して赤くなった頬。おまけに身にまとっているのはウェディングドレス。
大好きな女のそんな姿を間近に見せられて、冷静でいようと自分を抑えていた理性が崩れていく。
鼓動は速くなり、体中の血の流れがわかるように熱くなる。
「結乃……」
「好きになってもらえて、幸せです」
今にも結乃を抱き壊しそうになる感情を、必死で堪えている俺に気づかないような素直な結乃の言葉が、俺の心を射抜いた。
俺だって、幸せだ。
「結乃、ごめん」
かすれた声で一言だけ告げて、驚く結乃には気づかないふりをして。
貪るように結乃の唇を奪った。
力の限りに結乃の体を抱きしめ、息も絶え絶えな彼女の苦しげな顔に喜びをおぼえながらの深い深いキスに、ふたりして酔った。
ゆっくりと紡いだ俺の言葉を、結乃が泣き笑いの表情で受け止めてくれる。
これまでに見なかった幸せそうなその顔を見ると、どうしてもっと早く、こんな顔にしてやらなかったのかと悔やまれる。
「私も、央雅くんが、大好きです。側で大切にします。……私の恋人になってください」
潤んだ瞳、上気して赤くなった頬。おまけに身にまとっているのはウェディングドレス。
大好きな女のそんな姿を間近に見せられて、冷静でいようと自分を抑えていた理性が崩れていく。
鼓動は速くなり、体中の血の流れがわかるように熱くなる。
「結乃……」
「好きになってもらえて、幸せです」
今にも結乃を抱き壊しそうになる感情を、必死で堪えている俺に気づかないような素直な結乃の言葉が、俺の心を射抜いた。
俺だって、幸せだ。
「結乃、ごめん」
かすれた声で一言だけ告げて、驚く結乃には気づかないふりをして。
貪るように結乃の唇を奪った。
力の限りに結乃の体を抱きしめ、息も絶え絶えな彼女の苦しげな顔に喜びをおぼえながらの深い深いキスに、ふたりして酔った。

