「…結乃ちゃん、大学で何してるの?」
え…っと。
不意にかけられた問いは、ぼんやりとしていた意識を央雅くんにぐっと引き寄せるに十分で、見上げた視線の先にはふんわりとした瞳。
「何を勉強してるかって事ですか?それとも、サークルか何かに入ってるかって事?」
少し悩んだあとそう聞き返して、確認。
会話に弾みをつけられない私のゆっくりとした反応はいつものことで、それを面倒に感じる人も時々いてるけど。
どうしても、会話に慎重になってしまうのは小さな頃から。
長続きする人間関係が、そうそうあるものではないとわかっているせいか、ただすれ違うだけの付き合いをないがしろにはできない気がして。
普段、寂しさを抱えてるせいか、ほんの少しの交わりも大切に思えるから。
え…っと。
不意にかけられた問いは、ぼんやりとしていた意識を央雅くんにぐっと引き寄せるに十分で、見上げた視線の先にはふんわりとした瞳。
「何を勉強してるかって事ですか?それとも、サークルか何かに入ってるかって事?」
少し悩んだあとそう聞き返して、確認。
会話に弾みをつけられない私のゆっくりとした反応はいつものことで、それを面倒に感じる人も時々いてるけど。
どうしても、会話に慎重になってしまうのは小さな頃から。
長続きする人間関係が、そうそうあるものではないとわかっているせいか、ただすれ違うだけの付き合いをないがしろにはできない気がして。
普段、寂しさを抱えてるせいか、ほんの少しの交わりも大切に思えるから。

