あたしは、急いでドレスに着替えウィッグをかぶった。


「楓!!髪やって!!」


「おう!!」


と、部屋に入るなり髪の毛をいじりだした。
毎回、言うけど…
楓って器用だよね。


ドンドン、キャバ嬢みたいな髪型になっていく。
あたしがあたしじゃなくなっていく…


「ほい、完成。」


「うわぁ!!すごっ!!ありがとね♪」