10分ぐらいして楓がお店に来た。 「決まったか?」 「うん!あたしね?赤のドレスにする。」 あたしがそう言うと楓は顔を歪めた。 「でも…それは…」 「楓!!あたし達は逃げちゃ駄目だと思う!!だから、一緒に乗り越えよ?」 この壁を乗り越えなきゃあたし達は前に進まないと思う。 「そうだな。桜…ごめんな…俺…」