「これね?桜ちゃんのお母様が選んでたの。それでね?昨日、楓くんが1人で来てこのドレスをずっと見てたわ。」 楓がっ!? このお店に1人で来たの? あ、もしかして… このドレスを見て思い出したのかな? あの事件の事… あたしは、楓に電話をした。 『もしもし?』 「楓!!今すぐ来て!!」 あたしは、楓を呼び出した。 お姉さんは、ニコニコしながらあたしを見ていた。