くちばしにチェリー

「とびっきりの極上男を用意してあげる。

上司なんか屁の河童って言うくらいの、極上男。

こうご期待」

はあ…。

本当に真智子は、何を考えているのかわからない。


「やあ、藤田さん。

偶然だね」

会社についた私を待っていたのは、柏木課長。

待ち伏せしてたのバレバレですよ?

待ち伏せも立派なストーカーですよ、柏木課長。

「失礼します」

関わってもいいことないので、スルー。