「参りましょうか?」

「あ、はい」

私たちはその場を去った。


会社を去った後、「Water Lily」で一休み。

「それで、上司はどうなったのですか?」

コーヒーを口にふくんだ後、Mが聞く。

「ビックリした顔でした。

まあ、今日初めて言いましたからね」

私はチェリータルトをフォークで1口サイズに切りながら言った。

「それはよかったです。

アタシもやりがいがあります」

Mは妖艶に笑う。