柏木馨(カシワギカオル)、私とは4つ上の28歳。
ここ、第三営業部の課長で、私の上司。
「友達と約束がありますので、また今度でお願いします」
「今度って、つれないね〜」
嘆く柏木課長を無視すると、財布を片手に職場を後にする。
美形な彼の容姿は、いい意味でも悪い意味でも噂される。
くるものは拒まず、みたいな。
おまけに仕事もできて、若くしてこの地位。
けど、
「独身だったらよかったのになあ」
社内の女の子たちがため息をつくように、彼は既婚者。
薬指の指輪が、何よりの証拠だ。
ここ、第三営業部の課長で、私の上司。
「友達と約束がありますので、また今度でお願いします」
「今度って、つれないね〜」
嘆く柏木課長を無視すると、財布を片手に職場を後にする。
美形な彼の容姿は、いい意味でも悪い意味でも噂される。
くるものは拒まず、みたいな。
おまけに仕事もできて、若くしてこの地位。
けど、
「独身だったらよかったのになあ」
社内の女の子たちがため息をつくように、彼は既婚者。
薬指の指輪が、何よりの証拠だ。