流石にこんな不気味なジャングルに分け入るのは躊躇われるが。
「…行こうや」
八鶴が言う。
「出麼さんに何かあったら、あの時追えばよかったて絶対後悔するで。今なら間に合うかもしれへん」
仲間思いの八鶴らしい考えだ。
「秋帆、お前の本で得た知識も役に立つかもしれへん…力貸してくれ」
「……!」
八鶴の言葉に、秋帆はハッとする。
自分の力が求められている。
怖いか怖くないか…秋帆の普段の判断なら、迷わず『怖い』で却下される、ジャングル内への侵入。
しかし。
「わかりました、行きましょう」
そんなヘタレの秋帆にそう判断させたのは、八鶴からの信頼の眼差しだった。
「…行こうや」
八鶴が言う。
「出麼さんに何かあったら、あの時追えばよかったて絶対後悔するで。今なら間に合うかもしれへん」
仲間思いの八鶴らしい考えだ。
「秋帆、お前の本で得た知識も役に立つかもしれへん…力貸してくれ」
「……!」
八鶴の言葉に、秋帆はハッとする。
自分の力が求められている。
怖いか怖くないか…秋帆の普段の判断なら、迷わず『怖い』で却下される、ジャングル内への侵入。
しかし。
「わかりました、行きましょう」
そんなヘタレの秋帆にそう判断させたのは、八鶴からの信頼の眼差しだった。


