「まぁまぁ…別に私達のメイドになれ!って言ってる訳じゃないし。友達になるくらいいいじゃん」

真菜が苦笑いする。

個人的にはイリアをお持ち帰りしたいくらい可愛いと思っているのはここだけの話。

真菜の意見には出麼もコクコクと頷く。

「……」

許可を得るかのように月を見るイリア。

「いいんじゃないですか?交友関係まで私が口出しする事ではないですし」

「わかりました」

イリアは向き直り。

「それでは本日より真菜さんと出麼さんの友人という事で契約を結ばせて頂きます。どうぞ何なりとお申し付け下さいませ」

「堅苦しいなぁ…」

真菜が苦笑いした。