そんな中。

「まぁ長旅になる訳やし、トランプでもどない?」

流石ムードメーカー、八鶴がゲームを提案する。

定番のババ抜き。

「や…ぼ、僕は遠慮しときます…」

秋帆が徐に読みかけの本を開こうとするが。

「1位の人は雛菊ちゃんの下着の色を教えてもらえる権~」

八鶴の冗談に。

「やりますっっっ!」

飛びつく秋帆。

怖さを色欲が上回ったらしい。

しかし。

「ん?薄いブルー」

勝負前からあっさり情報提供する雛菊。

秋帆と八鶴が鼻血を流しつつ転倒する。

「ひ、雛菊ちゃん…恥じらいというものを知ろう…」

真菜が頭を抱えた。