キーホルダーをレジに持っていった万里に対し、店員は大層喜んでくれた。
聞けば、このキーホルダーを買ってくれたのは万里が初めてらしい。
そりゃあこの不細工具合なら頷ける話だ。
あまりの嬉しさに、店員は値引きして半額でキーホルダーを売ってくれた。
ここでも幸福体質炸裂。
万里は綺麗に包装されたキーホルダーを手に土産物屋を出る。
ポップコーンもサービスしてもらったし、千歳への土産も安く買えたし、言う事無しだ。
少なくともその筈だ。
なのに。
「……」
万里の表情は浮かない。
これだけラッキーな事が続いても、万里は面白くなさそうだった。
聞けば、このキーホルダーを買ってくれたのは万里が初めてらしい。
そりゃあこの不細工具合なら頷ける話だ。
あまりの嬉しさに、店員は値引きして半額でキーホルダーを売ってくれた。
ここでも幸福体質炸裂。
万里は綺麗に包装されたキーホルダーを手に土産物屋を出る。
ポップコーンもサービスしてもらったし、千歳への土産も安く買えたし、言う事無しだ。
少なくともその筈だ。
なのに。
「……」
万里の表情は浮かない。
これだけラッキーな事が続いても、万里は面白くなさそうだった。


