階段に差し掛かったところ、
なんと、階段からこけそうな女の子が居た。

「きゃぁ~~~」

「あ、危ない!」

祐樹は走って階段へ向かう。と同時に女の子が落ちてきてしまった。
階段の手すりをつかみ、腕を女の子の前に伸ばす。
女の子が落ちてくる。と同時に何かに振れる手。

ナイスキャッチで、なんとか転落は免れたが、腕はやはり痛い。

女の子 「すいません、大丈夫ですか?」

俺は痛い腕を気にしつつも胸につけられている名札を見る。
名前は高野さん。名札の色ではどうやら、1年生らしい。