「さようならー」

「さようならー 気を付けて帰れよー」

ここは、ある中学校の、廊下である。

俺は3年の安藤祐樹。
クラスでは、地味に学級長をしている。
といっても、誰も立候補せず長引きそうだったから
とりあえず、なっておいただけなんだがな・・・

そんなこんなで、ばたばたがとりあえず収まった6月12日。
今日も学級長の仕事も終え、クラスに戻るとこだったのだが、
そこで事件が起きた。