『はあ…』 「元気ないね。ダメだよ?女の子はいつでも笑顔じゃなきゃ」 そのタメ息の種が何言ってんのよ…。 『そういえば、ずっと思ってたんだけど帰り道こっちなの?』 そう。 こいつは先に奈美ちゃんを家に送って、最後に私を送って帰るのだ 「え」 『ねえ、あんたの家本当にこっち方面なの?』 「な、何?奈津希ちゃん俺の家知りたいわけ?」 『馬鹿。そう言う意味で聞いたんじゃないし』 全く、すぐ茶化すんだから…。