パシャ! パシャパシャ!! 「!?」 いきなりのシャッター音と、フラッシュ。 それを確認しながらも、キスをやめてくれない。 私は桜井くんの胸を力いっぱい押す。 だけど、敵わなくて。 「…んっ……はぁっ」 やっと離れた唇。 怪しげに微笑んだ桜井くんは、 カメラで私たちを撮っていた人へと視線を移す。 「ちゃんと撮れました?」