「ぶつかってきたのはそっちでしょ!」 はい。 麻美ちゃん、キレちゃったぞ☆ ……じゃなくて! なんなわけ?? ぶつかってきたのは向こう。 なのに、なんで私が責任とるのよ。 しかも、傷なんてついてないし。 「はぁ? 俺にそんな態度とっていいと思ってんの?」 ニヤッとした種類の笑みを覗かせる桜井くん。 「どーゆー意味……ん!?」 私が言い終わらないうちに。 私の唇に。 桜井くんの唇が。 押し付けられた……