だけど、建物の中に居た人達だと思う。


「椿さん、待って下さい!!」
「どうして、逃げるんですかぁ!?」


さっきまでとは違う言葉が聞こえて来た。


それでも、怖いものは怖いのだ。


倉庫の横にある通路を通り、更に逃げる私。