そんなことを
しているともう下校時間
「じゃあね、まゆみ」
沙也佳は笑顔で
手を振りながら
駆けていく
どうせ、悠真くんだな
あたしは教室に
一人残って勉強を始めた
その時だった
「まゆみちゃん?」
声の方を見ると
そこには悠真くんがいた
「あれ?沙也佳は?」
「悠真くんのこと探しにいったよ!」
「ふーん、そっか」
悠真くんはあたしに
近づいてキスをする
あたしはそれを拒む
「だめだよ...」
「なんで?」
「だって..こんな関係」
「もう黙って」
あたし達は暗い
日の当たる教室で
激しくキスを交わす
「悠真....く....ん」
唇が離れた
「じゃあ、俺行くわ」
「うん....」
そういって彼は出ていく
これがあたし達の関係
あたしは友達の彼氏と
浮気をしている



