恐る恐る、目を開くと、 「え、なんで・・・」 凜が、私をかばうように抱きしめ、包み込んでいてくれた。 「無事・・・ですか?」 心配そうに私を見つめる凜。 「私は、全然大丈夫、だけど、凜こそ大丈夫なの!?私なんかかばったりして、どうして・・・ごめん、ごめんなさい」 凜は、傷だらけの細い指で、私の涙を拭った。 「酷い泣き顔ですね」 そう言って優しく微笑んだ。