そう言いながらあたしの横に立つ学ラン金髪男子。 ……何よ。 あたし怒ってるんだからね。 嘘つかれたし…バカにされたし。 「シカトしてんじゃねーよ」 「……あ…まって」 「は?」 「謝ってよ!!!バカ!!!」 あたしの大きな声が玄関の外に響き渡る。 こんな大きな声を出したのは久しぶり。 それくらいあたしの心情は混乱していた。 学ラン金髪男子を見ると……冷めた表情であたしを見ている。 「お前……うるさい」 「……っ!!!」