未来のことをお荷物って…失礼！！
「…あ？……んだよその顔。何か文句あんのか？」
「……へ？」
目の前にはさっきよりも怖い表情をした隼人の姿。
ヤバい。感情を顔に出しちゃったから怒っちゃった……。
隼人の怒りをどうすれば静められるか分からずに困っていると、耳に聞こえてきたのは直紀さんの声。
「隼人。そんなに怖い顔するなよ。
さっきまであんなに優しい顔でこの子を見てたくせに〜。」
「………は！？」
直紀さんの言葉に驚いたのか、大きな声を出す隼人。
そんな隼人をニヤニヤして見続ける直紀さん。
「隼人をあんな表情にさせるなんてアンタ…凄え女なんだな」
「………え？」
いつの間にか私に向けられている直紀さんの視線。
