隼人はあたしの言葉を聞いて困ったような表情。 「……本当…バカな女だな…」 乱暴な言葉なのに、話し方がとても優しくて………トクンと跳ねる私の心臓。 今までの「バカ」の言い方と全然違うよ……。 隼人は自分でその事に気づいてる…? 「は、隼人…… 「あのー……。俺は、どうしたら…?」 突然、私の声を遮って聞こえた直紀さんの声。 ………………忘れてた!! あたしはスゴい速さで隼人の上から離れる。 「ごめん隼人。邪魔しちゃったな……。 俺、教室戻るわ」