金髪執事と1つ屋根の下









「バカ……重心考えて抱きつけよ…」




「………っえ?」







思わず口から零れたすっとんきょうな声。


状態を起こすと、下から私を見つめる隼人の顔が見える。







「…んだよ」





「だ…抱きついてもいいの?」





「……は?」






「あたし…隼人に抱きついてもいいの…?」









自分でも恥ずかしいことを聞いてるって分かってる。


でも、聞きたくてしょうがない。





ねえ、隼人。


あたし…抱きついてもいいの?