…………え。


一緒に住んでると、付き合ってることになるの?



ええ!!??


あたしの頭の中は完全にパニック状態。




そんな時に、聞こえたのは隼人のため息。






………………。




そうだよね。

少しの間でも、親友に私と付き合ってるなんて勘違いされるのは嫌だよね。










「俺らの状況はそんな簡単なものじゃねえの」






「どゆこと?」







「………無理矢理。……ババァに勝手に仕組まれたんだ」








隼人の低い声が耳に残る。




言ってることは何一つ間違ってない。


お互いのお母さんにセッティングされて、この状況になった。