「バカ。震えてんじゃねぇよ」









そう学ラン金髪男子の声が聞こえてあたしは学ラン金髪男子を見つめる。











ードキンッ












「今、助けてやるから安心しろ」




「……学ラン金髪男子」













思わずドキドキするくらい優しい顔つきの学ラン金髪男子。



あたしは顔が熱くなった。













「お~熱いね


……じゃあこの女の子にはお前の無様な姿を見てもらおうか」




「……え?」





「は?」











男の意味の分からない言葉にあたしは疑問の声を漏らせる。




それは学ラン金髪男子も同じだったみたいで不思議そうな顔をしていた。