「仲直りに失敗したぁぁぁ!!????」
未来の声が屋上にもかかわらず響き渡る。
耳を押さえながらあたしは静かにコクリと頷いた。
「何で!?どうして!?
何が悪かったの!!??」
「……学ラン金髪男子は…あたしの事大嫌いなんだよ」
「藍の事を?どうして?」
「……話さえも聞いてもらえなかったし…消えろって言われちゃった」
「はぁ!?」
未来が再び大きな声を出し立ち上がった。
あたしは立ち上がった未来を見上げる。
「行くわよ!!!!」
「へ?」
い……行くわよ?
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