今日ほどはやくきてほしいと望んだ日はない。 夜、眠るのが嫌いだった。 私は明日、目を覚ますのかな? 時間が経つことにいつも怯えて、私は生きていた。 この部屋に近づいてくる足音。 今ほど待ち遠しかったことはない。 パタパタパタ… 嫌になるくらい聞いたこの足音。 美代ちゃんだ! 「杏梨ちゃん!」 「美代ちゃん!」 「ついに今日ね!おめでと‼」 「ありがと〜‼」 パパよりもママよりも長い間一緒にいてくれた看護師さん。 家よりも長い間いたこの病室。 それも、今日でサヨナラ。