二時間も過ぎた頃、この場は一旦お開きとなったが、皆は当然のように二次会の相談をしていた。

そろそろ時間だわ…

由紀がそう思案していると、

「この後は二人きりでどう?」

と、彼が切り出した。

「もうこんな時間だし…」

困惑を見せる由紀だったが、彼は引かなかった。

また日を改めて会っても良かったのだが、由紀自身も今のこの胸の高鳴りをもっと堪能したいと言う思いが強くなり、ついつい誘惑に負けたのだった。