透明な水

私は、家に帰ってから、ずっと猫を眺めていた。

「飽きないのか?」

光ちゃんが笑いながら言った。

「全然飽きない。」

私は、猫を撫で回して答えた。

光ちゃんが咳をした。

「大丈夫?猫の毛がいけなかったのかな?」

「大丈夫だよ。今日は、ちょっと遠出したからな。」

「早く休んだ方がいいよ。光ちゃんの苦しむ顔は見たくないから。」

「そうだな。」

光ちゃんは、猫と私の頭を撫でて寝室へと向かった。