闇を纏う(恋愛ミステリ)

(あれ?鍵閉めてなかったっけ?)

綺麗な男だな、と中村は思った

「え〜と、なにか?」


― 男はゆっくりと銃口を中村に向けた

中村は最初、状況がよく飲み込めなかった

男が呟く
「依頼内容に誤りがあった様だ」





― 中村は背筋が凍り付くのを感じた

「ま、まって・・・」

相手の目を見る

暗い闇をたたえた目だった

中村はその闇に自分が飲み込まれるのを感じていた

深い闇・・・

深く深く・・・

闇に纏われ・・・

闇の深淵に・・・



― プシュッ!