楠 明良は当然ながらシャーロット先生を見るのは初めてで、いきなり現れた金髪美人にあんぐりと口を開いた。
「ずいぶんキュートな子を連れてるけど、ミッキーのお友達?」
シャーロット先生は楽しそうに笑って楠 明良を目配せ。
「…いえ、彼はここのOBで。その後の指導にたまに来てもらう感じです」
さっきの警備員への言い訳を述べると
「熱心ネ。そんなところも好きよ♪
Hm…はい、アナタにお手紙ヨ?ソクタツで届いたみたい。
ねぇ“速達”ってどうゆう意味?」
シャーロット先生は僕に白い封筒を渡しながら聞いてきて
「あー…その意味は和田先生に聞いてください」僕は苦笑い。「口実ができるでしょう?」
彼女に小声で目配せすると
「そうする♪」
シャーロット先生はご機嫌に立ち去って、
「金髪美女…!何で俺んときに来てくれなかったんだよ!」と隣で楠 明良は本気で悔しそう。
「残念だったな。とりあえず君はこの鍵を持って視聴覚室に向かってくれ。
もうメンバーは揃っているだろうから」
僕は楠 明良に鍵を強引に押し付け、彼が立ち去るのを見届けてから
手紙をそっと裏返した。
半分…いや半分以上予想がついていた。
白い封筒を裏返すとやはり
薔薇の花のシールで封がされていた。



